2012年12月30日日曜日

Cantarelliのチェスターフィールド コート

 
今年もほとんど終わりであるこの時期にコートを買いました。アウトレット店で見つけたいわゆるセール品でございます。最近の冬用コートはタイトな感じが流行っております。見た目は確かにカッコいいのですが、私の場合はジャケットの上に着るには少々窮屈なのです。かと言ってワンサイズ上げてジャケットの上に着ると、ちょっとモッサリした感じであまりピンときません。

というわけで、ジャケットの上にコートを着るのをやめました。直接コートを着ることにすれば何の問題も無いわけです。私は鉄道による移動が多いので、ジャケット+コートですと重くて暑いのであまり好きではありません。職場が比較的カジュアルな服装で良ければジャケットを会社に置いて通勤時はコートのみというのもアリかと思います。



さてセール品のコートでございますが、定価15万円が約70%オフで4万7000円でありました。この手のコートは2年くらい前から探しておりまして、3回くらい買いかけたのですが値段やサイズの関係で見送っていました。できれば今シーズンは買いたいと考えていたところで見つけたので、納得の買い物でございます。というわけで来年もよろしくお願いいたします。


2012年12月23日日曜日

ほどけにくい靴紐の結び方(ベルルッティ結び)[拡大写真]

 
革靴の靴紐の色々とほどけない結び方を試してみたのですが、結局のところベルルッティ結びが最強でしょうとなりました。この結び方を紹介するにあたって写真や動画を探してみたのですが、どれも靴紐を使っているので小さくてよく見えません。というわけで私めが拡大して説明することにしました。

ベルルッティ結びのバリエーションはいくつかあるようですが、最も簡単なものにしてみました。ちなみにBerluti(ベルルッティ@berluti)はフランスの高級靴ブランドで、本田圭佑氏のスーツケースや福山雅治氏の靴などで名前が知られています。

まずは普通の蝶々結びで、一番最後の段階まで進みます(このまま結べば蝶々結びです)。注:利き手や結び方によっては左右・表裏が逆になります。
ベルルッティ結び その1

赤いテープを貼ったループを持って中央のループに持っていきます
ベルルッティ結び その2

赤いテープを貼ったループを中央のループに押し込みます
ベルルッティ結び その3

そのまま押し込んで反対側に出します
ベルルッティ結び その4

反対側に出したらあとは普通に引いて終わりです
ベルルッティ結び その5

ほどく時も蝶々結びと同じで、絡まることはありません
ベルルッティ結び その6

ついでに私が良く使っている荷物の縛り方も説明してみます。どちらかと言えば雑誌や新聞の束などを縛るときの方が多いのですが、これもほどけにくく外れない縛り方です。

まず1回交差させます


交差させたそれぞれの紐を90度ねじります


対象物を裏返し、元にある紐の上に反対側から持ってきた紐を乗せます


反対側から持ってきた紐を元ある紐の下にくぐらせます


くぐらせたら下に持っていきます


そして蝶々結びなどで結びます


最後の結び目を対象物の角で作るようにすると、力を入れて結ぶことができます


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2012年12月20日木曜日

ユリス・ナルダンの腕時計

 


近年、困ったことに機械式腕時計のオーバーホール代金が上がっています。オーバーホールは3~5年ごとに行うわけですが、その費用が最近5万円とか言われるようになりました。そうなると下取りに出しても5万円前後の腕時計を3万円以上も出してオーバーホールする気にはなりません。

Ulysse Nardin(ユリス ナルダン@ulyssenardinofficial)というメーカーのアストロラビウム・ガリレオガリレイという、月齢やら永久カレンダーやら日食やら月食やらの機能が満載でとにかく複雑すぎて何時だかよくわからない超絶機械式腕時計があります。

お値段は新品で800万円くらいだったと記憶しています。それはいいのですが、時計屋さんで聞いたら何でもこの時計は止めることができないので困りますと。通常自動巻きの腕時計はおよそ48時間程度でゼンマイの動力が無くなります。その場合はまたゼンマイを巻けば動き出します。

ガリレオガリレイの場合は一度止めてしまうと、日付やらその他の複雑な歯車をチャート表を見ながら調整しないと永久カレンダーなどが不正確になるそうです。それで調整費用が8万円ですと。

そのような腕時計をどういった方々が使うのかとお尋ねしたところ、時計好きのお金持ちが10年に1回あるかないかの日食の時に、まず日食の現地に飛びますと。そしてその当日にガリレオガリレイを腕にはめて日食を待ちます。日食が始まると針だか何だかが一直線に並びます。それを満足そうに見て、飽きてすぐに売り払うらしいですとかおっしゃっていました。

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2012年12月9日日曜日

車のドアは施錠しても走行中の安全性は向上しない

 


車のドアは施錠しても解錠しても、事故の際の開きやすさは同じであります。車のドアロックはドアレバーの動きを無効にして、ドアを内外部から開かなくさせる装置です。施錠することによってドアの開閉機構が強化されるわけではありません。ドアロックは盗難防止が主な目的で、チャイルドロックは別として走行中に施錠したとしても自動車の安全性が向上するわけではありません。同じように銃器の安全装置も単に引き金の動きを止めるものです。落下などによる暴発は安全装置の有効無効にかかわらず防ぐことはできません。


2012年11月13日火曜日

本物と型押しクロコの見分け方など

 
先日、値段が良い感じのクロコダイルのベルトを見つけましたがサイズが合わずに諦めました。ベルトやバッグなどに使われるクロコダイルは傷がつかないように養殖ものが多いとのことですが、その養殖のワニさんたちが去年のタイの洪水で大量に逃げ出したらしいのです。なので値段が高騰するとの話を今年の初めに聞きましたが、今のところそれほど高騰している話は聞きません。

最近の型押しクロコダイルは良くできておりまして、少し離れてしまうと本物と見分けがつきません。というより、一般の方が触ってみても判別しにくい仕上がりです。判別方法としましては爪でウロコを引っ掻いて、ひっかかるのが本物でそうで無いのが型押しと聞きましたが、新品の商品にそれをするのはちょっと気が引けます。または、ウロコに呼吸用の穴が開いているのが本物でそうで無いのは型押しというのもあります。しかし最近は型押しにも呼吸穴が開いている場合もあるとのことです。いずれにしろベルトなどの小物では本物クロコダイルは自己満足に近い状態になっております。

クロコダイルに限らず他にも様々な動物の皮革製品が使われています。F.lli.GiacomettiのMarmoladaというマウンテンブーツがありまして、これにはそれぞれ牛の他にアザラシ・カバ・ゾウ・オーストリッチの革が使用されています。雨に一番強いのはアザラシだろうとおもいきや、オーストリッチが雨にも傷にも一番強いとのことでした。そしてこれらの製品には輸出証明書が付属してますと。しかしお値段も高くてそれなりに格好も良いのですが、牛以外の革だと見た目がわかりにくいので『ぐへへ、実はこれ、アザラシの革でね……』などと口頭で変態的な説明しないといけないのが難点です。




2012年10月28日日曜日

Alfa Romeo

 


有楽町の阪急MEN'S TOKYOにAlfa Romeo TZ3 Stradaleが10月30日まで展示してあります。昨日偶然通りかかりまして、ちょっと見てきました。8357ccのV10エンジンとは随分大きいと思ったら、ダッジ バイパーのエンジンでした。見た目もかなり大きいです。世界に1台とのことですが、仮に買ったとしてもサーキットまたはガレージ仕様になりそうです。


2012年10月12日金曜日

海外カジノの中華オヤジ

 
カジノの華はテーブルゲームであります。特に、ほぼ丁半博打であるカードゲームのバカラは玄人衆に人気があります。テーブルゲームをする場合、通常両手はテーブルの上に出すことになります。これは不正をしていないというアピールもありますが、腕時計バトルの会場でもあるのです。ここでもRolexが人気であります。特にキラキラした18金モデルや18金コンビモデルがテーブルの客を威嚇しています。ですが単なる見栄っ張りではありません。Rolexは他の腕時計と比較して換金率が非常に高い腕時計です。現金が底をついた時には、カジノ近くの質屋で現金化してすぐに勝負再開することが可能なのです。

10年くらい前に北米のカジノを訪れた時、私が座ったバカラテーブルにはアメリカ人の若者と中華オヤジがいました。若者の腕時計はアメリカ人に比較的人気があるBreitling(ブライトリング)ですが、カジノではまったくハッタリが効きません。中華オヤジはRolex Yacht Masterの18金モデルで余裕の200万円超えであります。私はと言いますと、Rolex GMT Master IIのステンレスモデル「さくらや価格33万円ボーナス一括払い」でございました。

中華オヤジは負け続けておりました。私は横目でそれを見ながら中華オヤジの逆に賭けて負けを取り戻している最中です。
「カモン、モンキー!」(カジノ用語でmonkeyは『絵札』の意味)
などと言いながら負けています。このまま負け続けていただければ私もプラスになるかもしれません。Breitlingの若者はよせばいいのに中華オヤジに乗って成仏(有り金が無くなる)して消えて行きました。

しばらくして中華オヤジが成仏しました。この時点で私はプラスマイナスゼロです。とは言っても私の賭け金は大したこと無いので、中華オヤジから見れば鼻くそみたいなものです。すると中華オヤジは財布からカジノのカードを取り出してディーラーに投げて叫びました。
「テン・タウ!」(ten thousands = $10,000を引き出してくれという意味)
どうやら最初にお金をたくさんカジノに預けていたようです。その1万ドルで再び成仏してもらえば私はプラスになるどころか、まさにいま巨万の富を築いた伝説の物語が華麗な幕を開けようとしていると言っても過言ではありません。
(成仏しろや、この中華オヤジ!)と心で叫びながら勝負再開をしましたが、結局1時間後に私が成仏しました。


2012年10月9日火曜日

ロールス ロイスのコンバーチブル

 


Rolls-Royce(ロールス ロイス@rollsroycecars)は言わずと知れた英国の高級車であり、日本における販売台数は年間100台弱であると記憶しています。飛行機のエンジンなどを作っている会社でありますが、日本では高級車として有名であります。20年ほど前に後部座席に乗車したことがありますが、その車はお世辞にも乗り心地が良いとは言えず、窓は電動モーターの調子が悪くて手で引き上げないと閉まらず、ヘッドライトはシャレにならないほど暗かったのですが、六本木を走ると目の前の車が道を譲ってくれると言う利点はありました。

そして何年か後に仕事の関係でロールスの取扱説明書を隅から隅まで読むことになりました。車の取扱説明書などは日本車であっても隅から隅まで読む人はほとんどいないと思います。私も仕事でなければ読む気にはならないところでした。最後の方まで読んだところで「Chauffeur School」(運転手学校)なるセクションにたどり着き、そこには申込用紙と方法が書いてありました。ここでロールスは自分で運転する車では無くて後部座席に座る車であるとわかりました。ということは車の諸経費の中に運転手の給料も含まれており、ベンツなどの他の高級車とは初めから設計思想が異なるわけです。

こういった考えの車は他にもあるわけでして、3年ほど前に発表されたのがこのRange Roverでございます。いわゆる「コラボ」モデルなのですが、コラボ相手が超高級銃メーカーのHolland & Hollandであり、これぞ猟銃界のロールス・ロイスなのです。記事には細かく書いてありませんが、写真の猟銃は最低1丁1000万円で、手に入れるだけで最低1年は待つ必要があります。つまり写真の2丁で2000万円以上で、すでに車両価格を超えています。しかも英国貴族が狩猟に行く場合は「付き人」が同行し、弾薬の入れ替えは銃ごと付き人に渡し、弾が入ったもう1つの銃を渡してもらいます。つまり1人で2丁使用するのです。

数年前のモーターショーに出かけたときのことです。モーターショーの高級車部門のブースは商談ができるようになっています。当然ロールスも出品しておりまして、この頃は自分で運転するモデルも販売していました。私のようなド庶民は後部座席はおろか運転席にも座ることは無いようなモデルでございます。屋根は後部座席後ろに収納可能ないわゆる「コンバーチブル」(オープンカー)で、観音開きのドアの内部には純正の傘が収納されています(折り畳み式の傘ではありません)。

そのロールスの前に係員と60歳前後の紳士が登場しまして、観客の見守る中係員が紳士に車の説明を始めました。どうみてもお金持ちの顧客であります。私は車の内部をよく見ようと前列まで移動したところで、紳士の頭髪に若干の違和感があることに気が付きました。車を良く見せるための強烈な照明が紳士の頭髪の違和感を引き立たせています。こうなると悠然と係員の説明を聞く紳士の頭髪が気になって仕方がありません。紳士はしばらく車内を見回してブースの方に戻って行くときに私は思わずつぶやきました。
「おっさん、車はコンバーチブル。おっさん、頭もコンバーチブル」


2012年10月5日金曜日

スコット シューマン氏にサインをもらいました

 


えー、Scott Schuman (スコット シューマン)氏でございます。彼は写真家であり、世界的に有名なThe Sartorialist(ザ・サルトリアリスト@thesartorialist)を運営するファッションブロガーであります。2年ほど前にファッション関係の写真を検索していたら彼のブログを発見し、参考となる写真を見ておりました。着用する服の組み合わせは実際にやってみて確認するのは煩雑な作業となるので、ファッション雑誌やネット上にある写真を参考とすることが多くなります。

ブログを見ていたらあまりの写真の量に嫌気がさしてきまして、面倒なので彼が出版した本をアマゾンで注文しました。内容はストリート スナップで、アメリカ・イタリア・フランス・イギリスなどの各地で撮影したファッションに長けている人物の写真集でございます。すべてが素人と言うわけでは無く、中にはファッション界の有名人も混じっていたりします。



さて、去年の夏のことですがこのScott Schuman氏が日本に撮影に来ていると言う情報を発見しました。さらに調べてみると都内に出没して日本人のストリート スナップを撮りますと。私も暇だったので念のためお洒落をして(あくまで念のためです)、彼が出没すると言う中央区に出かけました。時刻はお昼すぎだったと思います。地下鉄の駅から出ると当たり前の猛暑日でした。こんなに暑いとお洒落をした服(あくまで念のためです)が汗だくになってしまうので、近くのエクセシオールに入って涼みながらアイスコーヒーを飲むことにしました。

ガラス越しに通りを見渡してみますと、お昼時ということもあり人通りが激しくなっています。どうせ中央区とは言え銀座でも無いこんなへんぴな場所で白人を探すのは簡単だと高をくくっていた私の考えは外れました。5分に1人は目の前を白人が通り過ぎます。しかも出没範囲は私のいる場所から直径800メートルほどです。さらに私は彼の顔しかわかりません。

こんな暑い中ウロウロ歩きまわって見知らぬ人を探すなど頭の悪い大人丸出しでございます。顔しかわからないアメリカから来た白人なんか探せるわけがありません。そこで私はこの場所の近くに住んでいる知り合いの娘さんの高校生に電話をかけることにしました。彼女には以前家庭教師をしたことがあります。この夏休み中の彼女を呼び出して私の代わりに走り回っていただき、私はアイスコーヒーを飲みながら報告を待とうと言う算段です。どうせ彼女はアイスクリームを死ぬほど食べさせればホイホイ言うことを聞くはずです。それにそろそろ世間の厳しさを教えてあげる時期でもありました。

「……あのね、そんな広い場所でわけのわからない白人なんかどうやって探すわけ?お昼時だからどうせ人通りは多いし、しかも大通りにいるとは限らないじゃん。さらにこんな暑い中探せと?私が汗だくになっちゃうじゃない」
「おっしゃるとおりでございます」
「それに今日は友だちと遊ぶ約束があるからダメ。じゃあね、バイバイ」
「じゃあまたね……」
私は電話を切ると席に戻って荷物を持って支払いを済まして通りに出ました。
外は店に入った時よりさらに暑くなっていました。

あてもなく日陰を選んでウロウロ歩きまわりましたが、さっぱり手がかりはつかめません。もう諦めて帰ろうとしたところ、偶然大通りでテレビカメラらしき物を持った集団が車から降りてきました。そして集団の中に白人らしき人が見えました。まさかと思い彼の手を見ると一眼レフらしきカメラを持っています。こりゃ本人だと確信して近づいて話しかけると本人でした。すぐさまバッグから彼の本を出してサインしてもらいました。どうやら昼飯を食べに来ていたようで、サインをし終わると蕎麦屋に入って行きました。


Intel Visual Life - The Sartorialist
Uploaded by:channelintel
参考までにこの動画でScott Schuman氏が着用しているジャケットは、収納ポケットが多くて腕の動きをほとんど妨げることがないBarbour TokitoのMilitary Jacketです(2013年で生産終了)。