2013年3月29日金曜日

Filson Italyのハンティング ジャケット

 
前回の続きのハンティング ジャケットですが、当時は街でもフィールドでも実際に使える物を探していました。一般的に街でも使用出来るハンティング ジャケットはスモール ゲーム ハンティング(Small Game Hunting)と言われる鳥や小動物を対象とした猟で使用するものです。Big Game Huntingになりますとカッコ良さなど微塵も必要としないどころか下手をするとハンターの生死にかかわってしまうので、優雅もへったくれもありません。

ハンティングのみが目的であればジャケットは山ほどあるのですが、ある程度のカッコ良さと両立させるとなると難しくなります。無骨な街着のハンティング ジャケットであればRalph Laurenあたりで見つけることができます。その中でもRRL(Double RL)のハンティング ジャケットは見たことがあるのですが、実用するには重すぎて難がありました。

そういったわけで当時のもうひとつの候補となったのがFilson Italyのジャケットでした。Filsonはアメリカのブランドですが、Filson Italyはイタリアでデザインをやり直してカッコ良さを加えてあります。しかもどういったわけかアメリカ本国ではあまり入手できず、日本が主な市場のようです。当時見つけたジャケットは廃番になっており、現行モデルですと以下になります(追記 - 2014年にFilson Italyブランドは廃止され、Nigel CabournとのコラボであるC.C. Filsonが同様のテイストを継承するラインとなっています。2015年にC.C. Filsonは終了しました)



アメリカ留学時代に鉄砲屋のオヤジと仲良くなって話を聞いていたりしたので多少なりとも猟の知識はあるのですが、このジャケットは実際に使えると思います。まず右肩のガンパッチは銃床を当てたときに滑らない素材が使用されています。マフラーは邪魔で使えないので襟元に付いているチン フラップは防寒に役立ちます。胸元は見えませんがゲームポケットが内蔵されており、これで獲物を持ち歩いての移動が楽になります。

そして案外便利なのが少し高い位置にあるハンドウォーマーポケットです。猟は待ち時間が長いので冬場は手が冷えます。かと言って手袋をすると弾薬の装填などが煩わしい場合があるので素手のハンターには役立ちます。そしてツィード生地でしたら多少の水濡れでも大丈夫です。ただ¥81900とアメリカ製のFilsonと比較するとお値段が倍近くお高くなっております。


2013年3月27日水曜日

Nigel Cabournのハンティング ジャケット

 
3年くらい前にちょっとオシャレな狩猟の衣服を探していまして、その時にNigel Cabourn(ナイジェル ケーボン@nigelcabournjapan)という英国ブランドにたどり着きました。狩猟はアメリカでも盛んですが、いかんせん服のデザインがいけません。馬に乗って優雅に狩猟をする貴族の服みたいなのが欲しかったわけです。テーラード ジャケットの肩にガンパッチ(銃床を当てる布または皮革)が付いて、散弾銃の弾を入れる大きめなポケットが付いて、鳥などのゲーム(獲物)を入れるゲーム ポケットが付いていれば最高でした。しかしそんなジャケットは見つかりませんでした。

仕方がないのでとりあえずNigel Cabournのハンティング ベストと、腿の部分に当て革が付いているカーペンター パンツを買ったわけです。どちらもセージ色でカッコイイのですが、やはり欲しかったのはジャケットでした。参考までに英国製のフィールド コートなどで、背中の腰の部分に横から入れるポケットが付いているものがあります。都会では新聞や雑誌などを横から挿して持ち歩きますが、本来は狩猟時にキツネなどの獲物を入れるポケットだったりします。

そういった感じで引き続きジャケットを探していたところNigel Cabourn氏本人が来日するというお話を聞き、買ったハンティング ベストを着てお店に行ったわけです。ご本人は見た目も中身もエルトン・ジョン風味な方で、開口一番『君の着ているベストはカッコイイねぇ、それどこで作ってるの?』といきなりぶちかましてくれました。『おっさん、あんたのところで作ってるんだよ』と言おうと思ったところ、輸入元の担当者さんが割って入って苦笑いしながら説明しました。

店内で引き続きNigel Cabournの象徴的なジャケットである登山家のジョージ・マロリー氏をモチーフにしたマロリー ジャケットを試着していると、『君に良く似合っているよ』と優しく囁かれたのですが、まったく嬉しくなかったので『それならハンティング ジャケットを作ってくれ』とデザインを詳しく説明すると『わかった。ここで今マロリー ジャケットを買ったら、来年そのジャケットを作って交換してあげる』と言われたものの、エルトン・ジョンの言うことなど本気にするわけにはいかないので丁重にお断りしました。

そんなことをすっかり忘れていた翌年の秋口、Nigel Cabournのお店に立ち寄ると見かけないツィードのテーラード ジャケットが並んでいました。店員さんに『これは新作のハンティング ジャケットです』と説明され、まさかと思って手にとって見ました。おっさんは本当に作りやがりました。ガンパッチ、胸のゲームポケット、銃を構えるときに腕が上がりやすくなるような脇の下のマチ、そして私は提案していなかった体温を逃がすための脇の下の空気穴が付いたテーラード ジャケットが出来上がっていました。そしてそのジャケットが全世界で販売されたわけです。

それで私がそのハンティング ジャケットを買ったかというと、買いませんでした。ワンオフ(一点物)でしたら買ったかも知れませんが大量生産品にお金を払うのは悔しい気がしまして、店員さんに『このジャケットのデザインは私が本人に提案したのですよぉ。ははは』などと上目遣いに暗黙のプッシュを数店舗で繰り返したのですが私の意図は通じず、そうこうしているうちにシーズンが終わってジャケットも無くなりました。

ナイジェル・ケーボン取り扱い店舗 - ファッションプレス


2013年3月23日土曜日

Alcantaraのパーティー

 
先日、ALCANTARA(アルカンターラ@alcantara_company)のパーティーにお呼ばれしてきました。アルカンターラは人工皮革素材でスエードのような感じです。アルカンターラは欧州車の内装などに使用されていたので私は記憶していましたが、まさかそれが日本人による発明であったとは知りませんでした。

会場となったイタリア大使館にはAlcantaraを内装の一部に使用したランボルギーニ ガヤルドや、Alcantara素材のLARDINI(ラルディーニ)のジャケットや、同じくCISEI(シセイ)のトートバッグなどが展示してありました。それはそうとパーティー会場がイタリア大使館ということで、食べ物に少し期待をして出かけたわけです。いつもは何か少し食べてからパーティーに行くのですが、今回はお腹をすかせて出かけました。

夕方から始まるこの手のパーティーにおいて美味しいものが出てくることは珍しいのですが、さすがイタリア大使館でございます。『うぉー、このオリーブのパン粉揚げがうめぇー!』と言いながら20個ほど食べ『この見るからに体に悪そうなハムがうめぇー!』と食い散らかし『高そうなワインは酔いが回らねぇー』と3杯ほどいただき、デザートが出てくるまで待ってから会場をあとにしました。何をしに行ったのかよくわかりませんが、アルカンターラの素材は多彩でオリーブは美味しかったです。


2013年3月20日水曜日

C.P.Companyのゴーグル キャップ

 
c.p.company ゴーグル キャップ

C.P.Company(C.P.カンパニー@cp_company_official)というイタリアのブランドがございます。このブランドはカジュアル系でありまして、現在はわかりませんが過去には故三國連太郎氏、故高倉健氏、小田和正氏、ピエール瀧氏などが着用していたようでございます。また、C.P.Companyの別のラインであるStoneisland(ストーンアイランド@stoneisland_official)は長瀬智也氏なども着用しているようです。

c.p.company ゴーグル キャップ

私も過去10年間ほどC.P. Company一辺倒であったのですが、服装のテイストが変化した関係でここ数年は着用しておりませんでした。C.P. Companyの特徴と言えば会社のトップページにあるようなゴーグルであります。過去にイタリアのクラシック カー ラリーであるMille Miglia(ミッレ・ミリア)のスポンサーをしていた関係で、フードにゴーグルが取り付けられたデザインのジャケットがアイコンとなっていました。恐らくコンセプトとしてはコンバーチブルのクラシック カーを運転する際の風よけゴーグルであると思われます。

現在のミッレミリアの公式スポンサーは腕時計ブランドのchopard(ショパール@chopard)に代わりました。そしてC.P.Companyがスポンサーを降りた頃からデザインが変化しましてゴーグル ジャケットも少なくなり、デザイナーも変わりました。私がちょうど服のテイストを変えたのもこの頃でした。

そのC.P.Companyが昔のテイストに戻るらしいとの話を聞きまして、とりあえず入荷したばかりのキャップを買ってまいりました。新宿の伊勢丹メンズ6階で税込¥7,350でございました。色は赤・青・ネイビーでサイズはMとLがあり、私はLサイズでした。このキャップは夏に使用する予定です。素人さんたちは後ろの人々を威嚇するのでしょうとか、前後逆にかぶってゴーグルを下ろしてサングラス代わりにするのでしょうとか考えるようですが、それは大きな誤り屁の香りです。私のような玄人は前後逆にかぶってゴーグルを下ろさず、さらにサングラスをかけて四つ目とするのであります。


2013年3月17日日曜日

洋服ブラシ

 
私はオシャレをするようになってから洋服ブラシを買いました。それほど劇的な効果は望めないのですが、ジャケットを脱いでハンガーにかける時にブラッシングするようにしています。買うにあたってはなるべく大きめもので天然の毛を選択しました。今の時期ですと花粉症の方はすでに玄関などに洋服ブラシを置いて、家に入るときにブラッシングで花粉を落としているのでしょうか。

どうでもいい話ですが、ちょっと前まで家の近くに野良猫がいました。元は飼い猫で人間に警戒心が無いので私にもなつきました。私は外出するときに猫ブラシを持ち歩いてその猫をブラッシングしていたので、趣味を聞かれると野良猫のブラッシングと答えていたりしました。ある時よそ行きの服装だったのでその猫から距離を置いていたのですが、油断をしていた私の意表をついて猫は肩に乗って来ました。



あのですね猫さん、あなたが今爪を立ててお乗りになったテーラードジャケットはセールで安く買ったとはいえ定価は20万円を超えているわけですよ、勘弁していただけませんか?と言ったところで猫さんにはわかりません。肩からはプチプチと爪を立てている音が聞こえますが、もうどうにもならないので諦めてそのままにしておきました。その猫がある日こつ然と姿を消してから、私は屋内における猫の放し飼いを近々の目標とすることにしました。

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2013年3月14日木曜日

Cruciani (クルチアーニ)のブレスレット

 
昨年あたりから流行っているのか流行らされているのかわかりませんが、刺繍のブレスレットをセレクトショップなどで良く見かけるようになりました。このタイプのブレスレットは男女兼用で、1000円程度からあります。私も最初は3本ほど付けて外出していたのですが、家に戻ると必ず1本はどこかに落としていました。これもあってか最近の製品には落とさないような紐の結び方が書いてあるようですが、最終的には固結びするしか無いようです。

このタイプのブレスレットの利点はプールで使用できることです。都内のプールなどは安全のために金属製やプラスチック製のアクセサリを禁止しているところが多いのですが、これなら大丈夫です。ちなみに女性が足首に巻いても綺麗です。


2013年3月12日火曜日

往年のラリーカー [Lancia stratos, S4, 037]

 
Rally Heaven - Shotgun in a Lancia Stratos and Delta S4 - CHRIS HARRIS ON CARS
Uploaded by: drive
【字幕機能をオンにする→字幕を翻訳BETA→アイスランド語をクリック→スクロールダウンして日本語を選択すると一応日本語の字幕が付きます】

懐かしい車の動画を見つけましたのでご紹介します。道路は細く曲がりくねり、路面はうねっているのですがドライバーは150Km/hに達するような速度で道幅を最大限に使って走行しています。注目すべきは12分あたりから037を運転するイタリアで6回チャンピオンになったトッツアンの表情です。彼は口を半開きにして運転しています。これは余裕をかましているのでは無く、全開走行時もこの表情で運転しているのです。

ときどきこういった顔が弛緩しているレーシング ドライバーを見かけますが、この表情をしたからと言って速く走れるわけではありません。ですが、一般の人の場合は確実にこわばった表情で運転することになります。ヨーロッパでは結構な人気があるラリーもF1同様にお金がかかるモーター スポーツです。参考までに近年の市販車を改造した車は、車両の改造費用を含めると価値が数千万円から1億円になることもあります。

以下は古いのですがラリーを描いた結構面白いコミックです。

ガッデム [新谷かおる] 1巻~4巻(終) (MF文庫)
ガッデム (1) (MF文庫)
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新谷 かおる
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2013年3月5日火曜日

東映太秦映画村

  場所: 日本, 〒616-8161 京都府京都市右京区太秦東蜂岡町
先日、京都の東映太秦(うずまさ)映画村に旅行してまいりました。10年ほど前に最初に行った時は初めてのお侍姿で戸惑ってしまい、納得がいく写真が撮れませんでした。今回は2回めということもあり、小芝居をする余裕が出てきたのであります【同心・遊郭通いがバレたのでござるの巻】

東映太秦映画村の同心

ちなみに私の選択した同心のコースですと、かつら合わせやメイクなどに約40分ほどかかり、そのあと1時間ほど館内および屋外セットの中を歩きまわることができます。注意点といたしましては雨や雪の場合は屋外セットに出ることができず、館内のみの撮影になってしまうことです。刀も竹光ですが抜くことができます。私のような本物風味の同心が屋外セットに出れば、必然的に素人衆のお客さんに記念写真を頼まれてしまいます。世が世なら私も時代劇スターになれたと勘違いできるレベルであります。


2013年3月3日日曜日

HYDROGENのパーティー

 

昨晩、Hydrogen(ハイドロゲン@hydrogen_jp)のパーティーが青山でありましてお呼ばれしてきました。HYDROGENは今年で創立10周年のファッション ブランドでありまして、近年はあちこちで見かけるようになりました。私が初めてこのブランドを知ったのは数年前に何かの自動車ショーで、FIATとコラボレーションしていたジャケットを発見したときでした。


CEOのAlberto Bresci氏は車好きで最近はレースのスポンサーなども行なっているようです。毎年日本で開催されているパーティーは今回で多分5回目だと思うのですが、幸運にも毎回お声をかけていただいております【下記は大柄なAlberto Bresci氏夫妻と身長170メートルの小柄な私です】。

参考までに第1回のパーティーは、ホイール メーカーのOZとコラボレーションしたド派手な演出でございました。去年は東日本大震災のチャリティーイベントも兼ねたパーティーが天王洲アイルで開催されました。HYDROGENはカジュアルの印象が強いのですが、スーツやテーラードジャケットもシルエットが綺麗です。特に長袖シャツは作りが細身で品質が高く、私は気に入って着用しています。

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