2013年10月11日金曜日

テーラード ジャケットの袖ボタンの付け方

 
ある程度のグレードのテーラード ジャケットやスーツを購入いたしますと、ジャケットの袖部分が未処理の場合があります。これは特にイタリア製で多く見られます。その場合は別途にボタンやボタン穴の糸などが付属しており、購入後に袖にボタンを付けることになります。理由といたしましては袖の長さを調整した後にボタンを付けるためとか、好みのボタンの配置をするためなどが挙げられます。特にこだわりがない場合は購入したお店でボタンを付けることになります。

お直し料金が含まれている場合はこのような簡単な仕上げになります。ボタンは単なる飾りでボタン穴もダミーで、袖も開きません。ちなみにこの場合は重ねボタンを指定しました。


私が最初に購入したジャケットは袖丈を詰めて、尚且つ本開き(本切羽)でボタン穴を手縫いというMAX仕様で仕上げていただきました。ここまでやるとお直し料金が全部で1万円を超えます。


本開き(ほんあき)加工をすると、それを見せるために以下のようなボタンの留め方をして着用する場合があります。これを知らずに『ボタンが外れてますよ』などと指摘しようものなら、ここぞとばかりに長めのウンチクを聞かされることになるので注意が必要です。


これは一番上のボタンが眠りボタン穴(ダミー)で、残りが本開きになっています。

一番上のボタン穴を眠らせたのは理由があります。何でもイタリアでは父親から子供にジャケットを譲ることがあるそうです。そうした場合に子供は大抵父親より手が長くて袖を出す加工が必要になります。もしすべてのボタン穴を開けてしまうと袖を出す加工が困難になります。このようにボタン穴を眠らせておけば、一番上のボタン穴を一番下に移動させて袖を出す加工が容易になります。という話を聞きかじって、話のタネにやってみたのが本当の理由です。

ただ、セール品などは購入したお店で加工をしてもらうことができない場合があります。そうなると、お直し屋さんを探すしかありません。お店によってお直しの期間や値段や仕上がりが異なりますが、一般的に服の仕立ても行っているお店であれば安心かと思います。

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