2015年1月22日木曜日

バハマのカジノ リゾート

  場所: バハマ ニュー・プロビデンス
今年のお正月に訪れたバハマのAtlantis Paradise Island(アトランティス パラダイス アイランド)はカジノやウォーター パークなどを擁するリゾート ホテルであります。最初の訪問から十数年が経過しておりますが、4回目となる今回は初めて1月の乾季の滞在となりました。参考までに同ホテルは007シリーズのCasino Royale(2006年)の撮影でも使用されるなど、太陽と景色が綺麗な場所に位置しています。



上空からの写真で右側に見える2本の橋が、パラダイス アイランドと本島を繋ぐ有料道路となっています。ホテルはタワーなどと呼ばれる複数の客室群で構成されており、敷地内にはイルカのプールをはじめとしたプールやビーチが併設されています。



Bridge Suite(ブリッジ スイート)と呼ばれるタワーの中間部分のお部屋は1泊で25,000ドルらしいのですが、中に入ったことも無いので良くわかりません。



ビーチは客室から歩くと結構距離がありますが、1月の海で泳げるのはアメリカ人だけで、日本人では冷たすぎて無理です。



ホテルには船の係留施設があり、お金持ちさんたちは米国本土などからクルーザーでやってきます。反対側に見えるのはレジデンス エリアで、バカンス用のお部屋を購入することも可能です。

ちなみにカジノ ホテルは一般ホテルと少々違いがあります。最も大きな違いはComplimentary(通称:コンプ)と呼ばれるカジノ プレイヤー専用のサービスです。プレイヤーは平均賭け金額や時間などに応じて様々な無料サービスを受けることができます。そしてこのサービスはホテル部門の中でもカジノ マーケティングなどが担当します。簡単に言いますとコンプは『カモの証』であります。

コンプのレベルは飲み物から始まって食事や部屋代、送迎用のリムジンやショーやボクシングのチケット、さらには飛行機代まで無料になることもあります。これらのサービスの基準はホテルによって異なりますが、一般的にはRFB(Room, Food and Beverages)などと呼ばれることもあります。ただしコンプはチェックアウト時にカジノ マーケティングとの交渉となる場合が多いので、ある程度の言語力が必要かもしれません。

今回の滞在ではカジノ マーケティング経由で3泊の宿泊代を無料とする約束でしたが、どうせ部屋に付けた飲食代金も無料になるだろうと高をくくっておりましたところ、約500ドルのうち80ドルしかコンプにならずに若干青ざめる場面がありました。どうやら宿泊代が年末年始レートで夏季より高いことが原因であった模様です。

参考までに下記は、同じくバハマで2015年5月末に開業予定のBaha Mar(バハマール)であります。このホテルは中国資本が25億ドル(約3,000億円)を注ぎ込み、2,200の客室とゴルフ場、さらにカジノやウォーター パークなどを備えるカリブ海最大のカジノ リゾートとなる予定です。



聞いたお話によりますと、このホテルの建設に関連して空港の拡張工事を行い、中国本土から直行便を飛ばせるようにするとのことです。いずれにしてもカジノ リゾートとしてはシンガポールのMarina Bay Sands(マリーナベイ・サンズ)と同程度のインパクトがありそうです。

さて日本においては通称『カジノ議連』という議員連盟において、議論のみが行われている段階であると言っても差し支えないと思います。しかしながら韓国のカジノ施設の多くが赤字経営であることや、ラスベガス市の失業率がむしろ高いことや(ラスベガス市7.3%・全米5.9%・2014年9月現在)、アトランティック シティのカジノ ホテルが周辺地域のカジノの乱立によって閉鎖が相次いでいることなどが議論に上がったというお話は聞きません。

そして競争相手が少なかった20年前ならまだしも、現在におけるカジノ施設は建設すること自体が利益が見込めるかどうかわからないギャンブルという皮肉であることを、カジノ歴20数年の私が今回Atlantisのカジノで負けた腹いせとして助言させていただきます。

【2017年追記】
bahmarは所有権などの法廷問題を経て、グランドハイアット バハマールとして2017年5月にようやくオープンしました。


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