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スーツを適正サイズで着こなすためのガイド(図解)

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スーツのサイズは購入前はもちろんですが、購入後も体型の変化を考慮して適正サイズに保つ必要がございます。購入時には可能な限りサイズをしっかりと合わせ、例えセール品であったとしてもサイズが合わないスーツは購入を見送ることが望ましいと思います。

多くの国産品のスーツのジャケットは、日本人の体型に合わせてあるので調整が不必要な場合もありますが、イタリア製を含む多くの海外ブランドはジャケットの調整を必要とすることが多い印象です。特にイタリアのブランドのスーツは袖丈が長いので、腕の短い日本人は袖を詰めることが多くなります。



またジャケットの背中には余計なシワが無いことが条件となります。襟の直下にできる月皺(つきじわ)と呼ばれる水平方向のシワは、サイズが合っていない場合に発生します。購入時に調整も可能ではありますが、費用が発生することもあるので後ろ姿もチェックしたほうが良いと思います。

ショルダー パッド周辺は経年と共に凸凹のシワが発生しやすい箇所です。それは体型の変化あるいは素材の劣化などによって発生しますが、体型を貧相に見せるだけではなく、スーツの外見の価値を下げることになります。もちろん修正は可能ですが、費用対効果の観点から新しく購入を考えたほうが良いかと存じます。

参考までに私が鏡を見ながらジャケットの試着をする場合はまず前ボタンを留め、最初に前から見て肩幅がジャストサイズであるか、次に横から見て首の後に隙間(抜き衣紋)が無いか、そして最後に背中の月皺を確認します。そして前ボタンを留めて息苦しさを感じる場合はワンサイズ上げ、同様の手順を繰り返します。

パンツの裾丈はワンクッションが適切と考えますが、私の場合はパンツを一番上まで上げた状態でくるぶしが丁度隠れる長さを基準としております。この長さはパンツの着用時に少し下がってギリギリのワンクッションとなります。ちなみにカジュアルパンツは同様にギリギリでくるぶし全体が見える長さで裾を詰めています。

下記に示すスーツの適正サイズの図解は世界共通となっております。特に説明の必要は無いと思いますが、左端の列の色付きの着こなし図が正しいサイジングです。

茶系のスーツの着こなし

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スーツにおける茶色は国内ではあまり見かけない色でございます。アジア人の肌の色には似合わないなどと言われていますが、特にそのようなことは無いと思います。また茶色はカジュアル扱いとも聞きますが、クールビズを含む昨今の状況を鑑みれば正式な場所における着用を避ければ良いと考えます。結局のところ、ビジネス スーツとしても特に問題は無いと思います。

しかしながら一歩間違えると超絶にカッコ悪くなります。特にボックス型のシルエットのジャケットは膨張して見えるので注意が必要です。さらにあちらこちらが余っているパンツでは目も当てられません。動きやすさを犠牲にしてでも、ジャストフィットのサイズで着こなすことが重要です。

参考までに使い易いのは濃い茶色であります。色が薄くなればなるほど、コーディネートの幅が狭くなります。柄なしのほうが日常使いとしては良い感じです。しかしそこまでして茶色のスーツを着用する必要があるのかと言えば、特に必要はありません。上手に決まればカッコ良さが3割増しになる程度でございます。

MNSWRさん(@mnswrmagazine)がシェアした投稿 - 1月 22, 2018 at 10:21午前 PST
上記はイタリア人丸出しの茶色のスーツのコーディネートで、彼らが得意とする青と茶色の組み合わせであります。肩の部分も段差が無いナチュラル ショルダーです。ダブルのジャケットは上のボタンを留めることにより、シャープなシルエットになっています。

ちなみにシャツの袖を折っているのは、長すぎるためと思われます。これは場合によってはカッコ良く見えるので私もやることがあります。同様に巷ではイタリア人はダブル モンク ストラップの上のストラップを外してカッコ良く履くと言われていますが、それも単に甲が高くてキツいから外した結果であると思います。

いずれにしろ、このコーディネートで登場されたら参りましたと言わざるを得ないところでございます。

BOGLIOLI (ボリオリ)のスーツ

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BOGLIOLI(ボリオリ@boglioliofficial)はミラノ発のブランドでございます。スーツやテーラードジャケットを中心に製品を展開しており、近年は日本においても知名度が高くなっております。デザインは他の有名イタリアン ブランドと比較して華やかではありませんが、仕事用としても十分着用可能であります。そして今回は春物のスーツを探していたところ、丁度良いセール品となっていたスーツを購入いたしました。


恐らくこのスーツは比較的高級ラインに属するものと思われ、裏地にも高級感がある素材が使用されています。またイタリア製としては珍しく内ポケットにフラップが付いておりません。


内ポケットのラベルによれば素材はバージンウール100%です。体型の絞りを示すDropの値は6ですが、着用した感じでは7に近い印象です。


袖はイタリア製で良く見られる未仕上げで、付属のボタンを後から取り付けます。今回は袖を2cm程度詰め、重ねボタンの配置にしようかと考えております。実際にボタンが外せる本切羽(本開き)は費用対効果があまり高くないので、通常のボタンホールの仕上げを想定しています。またパンツは、3cmのダブル仕上げにしようかと思います。

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BOGLIOLIのテーラード ジャケット
BOGLIOLI(ボリオリ)のDOVER

イタリアにおけるメイド トゥ メジャーのスーツ

The Bespoke Dudesさん(@fabioattanasio)がシェアした投稿 - 1月 23, 2018 at 7:27午前 PST
イギリスやイタリアをはじめとしたヨーロッパ諸国では、高級ビジネス スーツは既製品では無く仕立て服が多くなります。参考までにガブリエレ パジーニやタリアトーレなどの近年日本で人気があるイタリアのブランドはどちらかと言えばパーティー向きであり、イタリア本国でもビジネス シーンで着用するには華やか過ぎると思われます。

それは日本であっても同様で、あまり華やかなスーツを着用すると単なる道化師と化す可能性があります。したがって私もファッションに関係が無い仕事の場合は相手先に合わせてドレスダウンする場合があります(実際のところラペルのフラワーホールの花飾りなどは、真面目なお仕事の場面では不似合いな印象です)。

一般的にビジネス スーツにおいて求められるのは華やかさよりはエレガントさであり、それは柄やデザインはもとより生地も重要となります。そういったなか、Fabio Attanasio(ファビオ アッタナシオ@fabioattanasio)氏が、ロロピアーナのカシミア生地でベルベストのダブルブレストのスーツを仕立てられたのでご紹介いたします。

氏はTBDアイウェアの創立者としても知られるイタリアの実業家でおられます。またアレッサンドロ・スクアルツィ氏をはじめたとした、日本でも著名なイタリア人の方々ともご交流がある模様です。上記の写真は複数枚が連続しており、日本ではあまり見ることができないフィッティングの過程を見ることができます。

メイド トゥ メジャーはあらかじめ用意された型を中心として作られ、ゼロから作るフルオーダーメイドとは異なります。そうは言ってもベルベストであれば最低でも50万円の費用は必要かと思われます。しかし、これぞイタリアの仕立て服といった素晴らしい仕上がりになっております。

氏によればフルオーダーメイドと比較しても遜色ないレベルで仕上がったこのスーツは、後ろの首部分やラペルのフィッティングが素晴らしく、パンツはお尻もしっかりフィットした22cmの裾幅であるとのことです。また全体的なシルエットは流行の細身では無く、このスーツはまさに英語で言うところのBusiness Elegant Attire(ビジネス エレガント …

デニムのテーラード ジャケット

Gentleman Boutiqueさん(@pakyferraro)がシェアした投稿 - 2017 6月 23 1:46午前 PDT
デニム地のテーラード ジャケットは、色および素材の観点から非常に合わせやすいアイテムでございます。またイタリアのオシャレな方々のスナップでは良く見かけるアイテムでもあります。参考までに上記はピッティ・イマジネ・ウオモにおけるPaky Ferraro(パキー・フェラーロ@pakyferraro)氏のスナップであります。

私も過去に何度かデニム ジャケットを購入しかけたことがございます。しかしなかなか決定的なデザインのものが無く、また良いデザインのものは価格も高いので現時点で購入には至っておりません。そしてダブルブレスト仕様となりますと、国内の既製品においてはほとんど見かけることはありません。

Gentleman Boutiqueさん(@pakyferraro)がシェアした投稿 - 2017 5月 10 10:21午前 PDT
ちなみにPaky Ferraro氏が着用されているジャケットは、氏が経営されているショップのオリジナルと思われます。同ショップはカラブリア州のチロ・マリーナに位置しておりますが、写真で見る限りは小規模な店舗である模様です。そして上記のジャケットは400ユーロとお手頃な値段なので、何かの機会に購入してみたいと考えております。